賞味期限切れヨーグルトは食べられる?腐ったものとの見分け方や消費レシピを解説
「このヨーグルト、まだ食べられるかな?」
賞味期限を見てみるとまだ大丈夫、でも開封してからしばらく経っている……。
冷蔵庫の奥から出てきたヨーグルトを見て、こう思ったことはありませんか?
今回はヨーグルトの賞味期限や消費レシピなどについて解説します。
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賞味期限切れのヨーグルトはいつまで食べられる?

賞味期限が切れたヨーグルトは、一般的には2〜3日程度であれば過ぎても問題なく食べることができます。
農林水産省でも、賞味期限はあくまでも「おいしく食べられる」期限とし、過ぎた場合でも見た目やにおいなどに問題ないと判断できれば食べることが可能としています。
ヨーグルトの賞味期限が切れて、見た目やにおいに異変が現れるのはだいたい2〜3日です。
当然、2〜3日以内であっても何かしら異変を感じ取ったら食べないようにしてくださいね。
ただし、記載された賞味期限は開封後のヨーグルトには適用されないため注意が必要です。
開封後の場合は?
開封後は劣化が早まるため、できるだけ早めの消費が推奨されます。
賞味期限より前に開封したとしても、大容量のものであれば開封日から2〜3日以内に、食べ切りサイズの場合はできるだけその日に食べ切るようにしましょう。
開封から4日以上過ぎたものは、そのままはもちろん、加熱調理も避けた方が良いかもしれません。
賞味期限はあくまでも、雑菌の繁殖リスクをできるだけ回避した未開封の状態を想定した期日です。
開封後はどれだけ密閉した容器に入れたり、冷蔵保存したりしていても少なからず雑菌による変化が進み始めます。
そのため、開封後は賞味期限に従うのではなく「開封してからの日数」を目安に消費しきることを意識しましょう。
そもそも賞味期限とは

賞味期限は「おいしく食べられる期間」のことであるため「絶対にこの期間に消費しなければならない」わけではありません。
そのため、数日程度であれば期限を過ぎてしまっても、見た目やにおいに異常がなければ安全に食べることができる場合がほとんどです(※)。
ただ、風味や栄養価は低下しているかもしれません。
一方、消費期限が記載してある場合は、きちんと指定の日数に従ってください。
消費期限は「安全に食べることができる期限」のことです。
消費期限を過ぎた食べ物は、未開封でも品質の劣化が進んでいます。
食べるのは相当リスクが高いため、消費期限を過ぎた食べ物は必ず捨てるようにしましょう。
※リスク回避のため、賞味期限切れの食品を食べることは推奨しておりません。
この状態は食べたらダメ!腐ったヨーグルトとの見分け方

腐ったヨーグルトは見た目やにおいから判別可能です。
【見た目による判断】
- 水分(乳清・ホエー)があまりに多く、または茶色っぽい
- ヨーグルトが黄色味がかっている
- カビが生えている
【においによる判断】
- ツンと鼻を刺すような、酸っぱいにおいがする
- 腐敗臭がする
- チーズのようなにおいがする
ヨーグルトが腐ると強い酸味のある悪臭を放つようになります。
見た目の変化で言えば、カビの発生やホエー(※)の増加、黄色や茶色への変色があげられます。
このような状態を含む異変を感じたら、食べることは避けてください。
たとえ加熱をしたとしても食べられるような状態ではありません。
※開封した際にヨーグルトの表面に浮かんでいる上澄みのような液体のこと。スプーンですくった跡にもできる。
関連記事:ヨーグルト、いつ食べたら一番効果的?【腸活の基本】
カビが生えたら?

カビが生えた場合、その部分だけ取り除けば食べても良いと思う方も少なくありませんが、これは間違いです。
カビは目に見えない部分にも広がっているため、目に見える部分を取り除けば良いわけではありません。
カビが繁殖していたらすぐに捨てるようにしてください。
ヨーグルトを長持ちさせるための正しい冷蔵保存方法

基本的にはパッケージの裏に書いてある保管方法を守れば問題ありません。
より細かく言えば、振動をできるだけ加えないことも重要なポイントです。
振動を加えるとヨーグルトが崩れたり収縮したりして、ホエイが出ます。
その結果、食感が変化することも。
冷蔵庫において特に振動を受けやすい場所は、ドアポケットです。
ドアポケットは避けて保管するようにしましょう。
ヨーグルトを保管する温度は10℃程度がおすすめです。
冷凍保存がおすすめでない理由と、解決法
無糖のヨーグルトの場合、冷凍保存はあまりおすすめできません。
冷凍することでヨーグルト内の水分が分離してしまい、食感や風味が落ちてしまいます。
もし冷凍する場合は砂糖やジャム、はちみつやフルーツを加えて糖分をプラスすること(10%が目安)で、品質の低下を抑えることが可能です。
従来のものより少しゆるめの質感になるものの、解凍後も滑らかな食感を楽しむことができます。
この場合、およそ1カ月を目安に食べ切るようにしましょう。
賞味期限が近いヨーグルトの大量消費レシピ

今回は簡単かつヨーグルトをたくさん消費できるお菓子のレシピをご紹介します♪
【混ぜて冷やすだけ】シンプル材料で作るレアチーズケーキ
材料(直径18cmの丸型)
- クリームチーズ:200g
- 砂糖:60g
- プレーンヨーグルト (無糖):200g
- 粉ゼラチン:10g
- お湯 (ふやかす用):大さじ5
【下の生地用】 - ビスケット:100g(ココア味などおすすめ)
- 溶かしバター (無塩):50g
下準備
型にクッキングシートを敷いておきましょう。
1.下の生地を作る
ビスケットを袋に入れ、叩いて砕きます。
袋が破れないよう、注意してください。
細かく砕いたものと溶かしバターを混ぜ、型の底に敷き詰めます。
冷蔵庫で冷やし固めておきましょう。
2.クリームチーズを混ぜる
クリームチーズを混ぜやすいサイズにカットします。
ここは混ぜやすさや口溶け重視のためカットしているため、省略しても問題ありません。
ボウルにクリームチーズを入れ、砂糖を混ぜ、滑らかに練り上げます。
砂糖の代わりにフルーツジャムを入れるのもおすすめです。
この場合、レシピの砂糖60gはジャムの作成に使用します。
フルーツ(ブルーベリーなど)はおおよそ80gほどが良いでしょう。
お好みのフルーツに砂糖を混ぜ、ラップをかけて電子レンジで30秒ほど加熱すると、ジャムの完成です。
3.ヨーグルトなどと混ぜ合わせて冷やす
クリームチーズの入ったボウルにヨーグルトを2回程度に分けて入れ、混ぜます。
お湯でふやかした粉ゼラチンを入れ、さらに混ぜます。
混ざったものを冷やしておいた型に流し込みます。
2〜3時間ほど冷蔵庫で冷やして完成です。
乳酸菌を効率良く吸収!ホットヨーグルト
材料(1人分)
- ヨーグルト:100〜120g
- 砂糖やはちみつ:お好みで
1.混ぜてレンジで温めて完成!
耐熱容器にヨーグルトを入れ、ラップはかけずに電子レンジで40秒ほど加熱します。
砂糖やはちみつを追加する際は、加熱前に混ぜておきましょう。
加熱しすぎると乳酸菌が死滅してしまう(※)ため、人肌の40℃程度がベストです。
※死滅した菌も、腸内の善玉菌の餌となるため効果がないわけではない。
毎日の食事に、ヨーグルトをプラス!

ヨーグルトの賞味期限は、あくまでもおいしく食べられる目安です。
少し過ぎたからといって、必ずしも食べられないわけではありませんが、見た目や匂いに変化がないか、よく確認することが大切です。
冷蔵庫の奥にしまい込んで、いつまでも放置しておくのは避けましょう。
球磨川亭で販売しているヨーグルト「球磨の恵み」は、新鮮な生乳を使用した自然な甘みが特徴です。
賞味期限内であれば、より一層おいしくお召しあがりいただけます。
ぜひ一度お試しください。