地元の味噌特集!こだわりの逸品をお届け
日本の伝統的な調味料である味噌。
その奥深い味わいは、私たちの食卓に欠かせないものですよね。
今回は、熊本県南部に位置する人吉球磨地方にスポットを当て、地元で愛される味噌の魅力をご紹介します。
人吉球磨はどんなところ?

熊本県の南部に位置する人吉球磨地方は、九州山地に囲まれた典型的な盆地です。
昼夜の気温差が大きく、一部の地域では霧が発生しやすいという特徴も。
盆地を流れる球磨川は、日本三大急流の一つに数えられ、昔から地域の水運や農業用水として住民を支えてきました。
豊かな自然に恵まれた人吉球磨地方は、おいしい食材の宝庫としても知られています。
人吉球磨の味噌が有名な理由とは?

肥沃な土地と清らかな水に恵まれた人吉球磨地方は、古くから味噌や醤油作りが盛んな地域です。
球磨川の恩恵を受け、風土の特性上、多くの醸造所が軒を連ね、それぞれ伝統の味を守り続けています。
例えば、人吉・球磨地方を代表する醸造所である「釜田醸造所」は、この地域でもっとも古い老舗の味噌・醤油醸造所です。
天然のもろみを使用するこだわりの製造法や、四代にわたって受け継がれてきた製造法を基礎に、九州醤油独特のコクと深い味わいを追求しています。
このように、人吉球磨の味噌は、自然の恵みと伝統の技が融合した逸品と言えるでしょう。
人吉球磨自慢の味噌をご紹介!

ここでは、人吉球磨から生まれた自慢の味噌を紹介します。
これらは球磨川亭でも販売していますので、ぜひこの機会にご賞味ください。
マルカマ さがら生みそ

人吉球磨地方で愛される味噌の一つが「マルカマ さがら生みそ」。
遺伝子組み換え大豆不使用で、球磨郡相良村産の米の生粒を使用しています。
九州の人が好む麹の香り豊かな田舎風の麦みそで、味噌の甘みが際立つのが特徴です。
豊かな風味を存分に楽しみたい方は味噌汁がおすすめ。
甘めの、九州らしい味噌汁を堪能したい方にすすめたい一品です。
一騎印「生みそ球磨川」(米・麦あわせ)

創業100年以上を誇る緑屋本店が製造する「一騎印『生みそ球磨川』(米・麦あわせ)」も、人吉球磨地方自慢の味噌。
凝縮されたうまみとまろやかな甘みが格別な生みそで、コクと甘くて優しい味が特徴です。
味噌汁はもちろん、味噌炒めなどの料理にもおすすめです。
たけうち とうふみそ

「たけうち とうふみそ」は、田舎とうふのもろみ漬です。
味噌は洗い落とさず、そのまま豆腐と一緒にどうぞ。
甘口で柔らかい味わいで、チーズのような滑らかな食感が楽しめます。
ご飯のお供にも、お酒のおつまみにも最適で、粗めにつぶして野菜をディップしてもおいしくいただけます。
味噌を使った簡単レシピ

おいしい味噌を使った、簡単レシピをご紹介します!
簡単!味噌ディップ

材料を混ぜるだけで簡単に作れる味噌ディップは、野菜スティックやクラッカーにぴったりです。
基本の割合は、味噌:マヨネーズ=1:2 です。
これに、ほんの少し砂糖を加えるだけで完成!
お好みで、一味唐辛子や柚子胡椒などを加えると大人の味に。
材料(2人分)
- マヨネーズ:大さじ2
- 砂糖:ちょっとつまむくらい
- 味噌:大さじ1
- 一味唐辛子など:お好み
【作り方】
- 材料を混ぜて完成!
おつまみにも、ホカホカご飯にも合うアジのなめろう

新鮮なアジを使ったなめろうは、ご飯のお供にもお酒のつまみにも最適です。
材料(1〜2人分)
- アジ(刺身用):2尾
- 長ねぎ:3cmくらい
- すりおろし生姜:小さじ1
- 味噌:大さじ1
- 青じそ:お好み
【作り方】
- 用意した薬味を小さく刻みます。
風味づけの薬味は、最低でも2種類はあると良いですね。今回、青じそは最後に盛りつけます。
- アジを細切りにしてから叩いて、ある程度細かくします。
- 細かくした魚の上に、①で刻んだ薬味と分量の味噌を乗せ、包丁を使用して混ぜます。
包丁で刺身をすくって、上に重ねていくことを繰り返しましょう。
- 味噌と薬味が全体に混ざったら、包丁を使って叩いていきます。
細かくなって、粘りが出てきたら完成です。
味見をして、塩気が足りなければ味噌を足して再度包丁で叩きましょう。
- 器に青じそを乗せ、その上になめろうを移して完成。
味噌の保存方法

味噌は、開封前は常温保存でも大丈夫です。
直射日光を避け、温度変化の少ない冷暗所で保存すると良いでしょう。
開封したならば、冷蔵庫で保存するようにしましょう。
開封し空気に触れると酸化が進み、風味が変化しやすくなります。
愛される人吉球磨の味噌

今回は、人吉球磨地方の味噌をご紹介しました。
豊かな自然と伝統の技が育んだ味噌は、どれも個性的で魅力的!
ぜひ、さまざまな味噌を試して、お気に入りの一品を見つけてみてくださいね。