お腹が痛くならない牛乳の正体とは?話題のA2牛乳を徹底解説

成長期の子どもや健康のために、牛乳を常備している家庭は多いのではないでしょうか。しかし、牛乳を飲むとお腹を壊してしまうという人も少なくありません。

そこで今、お腹に優しい牛乳として「A2牛乳」が注目を集めています。

今回は、次世代型の牛乳として話題のA2牛乳について解説していきます。

牛乳を飲むとお腹が痛くなるのはなぜ?

牛乳を飲むと「お腹がゴロゴロする」「お腹を壊してしまう」などの不快症状が現れることはありませんか?
好き嫌いに限らず現れるこの症状は、アレルギーなどではなく牛乳に含まれるある成分と、私たちの体質が関係しています。

ここでは、その具体的な仕組みについて見ていきましょう。

お腹がゴロゴロする原因は「乳糖」とたんぱく質

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする原因は、牛乳の主成分となるたんぱく質と乳糖と呼ばれる成分の分解や消化が難しいためとされています。

乳糖とは牛乳に含まれる糖分のこと。
この乳糖は分解のためにある酵素を必要とするのですが、成人になるとこの酵素の産出が減少してしまうのです。

乳糖の分解が難しい体質のことを「乳糖不耐症」と呼びますが、アジア人の約3分の2の成人が、この乳糖不耐に該当すると言われています。

乳糖だけでなく、牛乳のたんぱく質に含まれる「βカゼイン」も、お腹の不快感に影響を及ぼすと言われています。

このβカゼインには、遺伝子の違いによって「A1」と「A2」のタイプが存在しています。現在一般に流通している牛乳は、A1型とA2型の両方のβカゼインを含んでいるものが多くを占めます。

このうち、消化不良になりやすいA1型の遺伝子が、お腹の不快感を起こしやすいとされているのです。

お腹が痛くなりにくいと話題のA2牛乳とは

A2牛乳とは、乳中のたんぱく質であるβカゼインがA2タイプ100%の牛乳を指します。
「A2」という変わった名称は、牛乳特有の遺伝子にちなんで名付けられたものなのです。

日本の酪農の現場では、A1とA2の牛が混在して飼育されています。しかし、A2牛乳を作るためには、遺伝子検査を行ってA2の遺伝子を持つ乳牛だけを集めて飼育しなければなりません。

このようにA2牛乳は専用の集乳ルートを構築するなど、徹底的に分別管理されて生産されているのです。

生産の大変さはありますが、それでもA2牛乳は、牛乳を飲んだときにお腹が痛くなってしまう症状が緩和されることから世界的に注目を集めています。
日本ではまだなじみが薄いかもしれませんが、世界的な広がりを見せている次世代の牛乳と言えるでしょう。

A2牛乳についてのより詳しい解説を、次章では行います。

A2牛乳がお腹に優しいと言われる理由

A2牛乳がお腹に優しいとされる具体的な理由について、成分の観点から見ていきましょう。

消化不良を起こしにくい「A2型」たんぱく質のみを含む

牛乳を飲んでお腹を下す原因は2つあります。
牛乳の糖分である「乳糖」と、βカゼインと呼ばれるたんぱく質の遺伝子です。

A1型の遺伝子を持つβカゼインは、消化時に特定のペプチド(アミノ酸が結合した分子。これらがたくさん集まってたんぱく質となる)を生成します。
このペプチドこそが消化不良の原因です。

A2牛乳はβカゼインの遺伝子に着目した新しい牛乳で、この牛乳のβカゼインはA2型遺伝子のみで構成されています。

つまり、牛乳を飲んでお腹が痛くなる原因物質の一つである「A1型遺伝子のβ-カゼイン」を含まない牛の生乳のみで作られているのです。

そのため、牛乳を飲むとお腹が痛くなりやすい方や、ゴロゴロしやすい方でも飲みやすいとされています。
某メーカーのアンケート結果でも、おおよそ8割の人がお腹が痛くなることはなかったと回答しているほどです。

消化不良になりにくいA2型のβカゼインだけを含んでいることが、お腹に優しい最大の理由と言えるでしょう。

【注意】お腹に優しい=絶対にお腹が痛くならないとは言えない

A2牛乳は日本人にとって負担となるA1遺伝子型のβカゼインが含まれていないため、お腹に優しいのは確かです。しかし、かといって絶対にお腹を壊さないとは言えません。

牛乳を飲んでお腹を壊す原因の一つ、乳糖についてはA2牛乳にも含まれます。

牛乳が体質的に合わない人は

Information
  • 乳糖の分解に必要な酵素の産出が足りない(いわゆる乳糖不耐)
  • A1遺伝子型βカゼインの分解に伴う消化不良

上記のどちらか、あるいは両方が原因として考えられます。

A2牛乳で解決するのは、後者の原因のみ。

乳糖の分解については依然として存在するため、A2牛乳を過信するのは避けた方が良いでしょう。

人間の母乳に近い成分で構成されている

A2牛乳がお腹に優しいもう一つの理由は、人間の母乳に近い成分であることです。

実は、人間の母乳たんぱく質も「A2」の遺伝子のみを持つβカゼインで成り立っています。

そのため、A2牛乳は一般的な牛乳と比較して、より母乳に近いことからお腹に優しい効果があると言われているのです。

また、A2牛乳は牛の改良前の自然な姿の牛乳とも呼ばれています。
本来、改良前の牛はA2遺伝子しか持っておらず、今のA1遺伝子を持つ牛は改良の結果なのです。

このように自然に近い成分で構成されている点も、A2牛乳が多くの人に支持されている理由となっています。

牛乳をあきらめていたあなたへ。お腹に優しいA2牛乳を試してみませんか?

「牛乳は好きだけど、飲むとお腹がゴロゴロしてしまう」

そんなお悩みを持つ方にぜひお試しいただきたいのが、当店で取り扱っている熊本県産のA2牛乳。

消化不良の原因となるたんぱく質を含まないため、小さなお子様からご年配の方まで、ご家族みんなで安心してお飲みいただけます。まずは一度、その飲み心地を実感してみてはいかがでしょうか。

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まとめ:お腹を気にせず牛乳を楽しむために

牛乳を飲むとお腹がゴロゴロしてしまう原因の多くは、乳糖や特定の遺伝子を持つたんぱく質による消化不良の仕組みにあります。

しかし、消化に優しいA2型の遺伝子のみを持ったA2牛乳の登場により、これまで牛乳を控えていた人でも安心して飲める選択肢が生まれました。

日本ではまだ生産農家や製造ラインが限られており、どこでも手軽に買える状況には至っていません。
それでも、一部のスーパーや宅配サービス、ふるさと納税などを通じて、少しずつ私たちの身近な場所へ広がり始めています。

毎日の健康づくりや成長期のお子様の栄養補給に、お腹に優しい次世代のA2牛乳をぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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